180cmの長身と端正なルックス、そしてかなりの天然キャラというギャップで、ファンから愛されているジャニーズWESTの藤井流星(ふじい・りゅうせい)さん。
アイドルとしてだけでなく、俳優としてドラマや映画、舞台などで活躍の場を広げています。
ただ、そんな藤井流星さんの演技が下手だ!という声も見られます。
下手と言われる理由はなんなのか、また演技が上手だという声についてもご紹介します。
藤井流星は演技が下手?そう言われる理由
演技への感想や評価というのは、その人の個人的な感覚や好みに多分に影響を受けるので、そもそも一括りに「下手・上手い」と言い切るのは難しいもの。
ただ、藤井さんの演技に対してネガティブな意見が見られたのも事実。
それはなぜなのか?理由と共にご紹介します。
滑舌が悪い
まず滑舌が悪い、という声が一番目立つと感じましたが、主に2021年の映画『賭ケグルイ 絶体絶命ロシアンルーレット』の役「視鬼神真玄」に対しての評価が多いようです。
映画『賭ケグルイ』の視鬼神真玄(しきがみ・まくろ)は、シリーズ最凶のヴィランという設定。
原作にはない映画オリジナルのキャラクターで、その演技については監督と意見交換しながら作り出していったものだそう。
結果、監督の脳内でイメージされていた独特な声の出し方や奇妙な動きが、藤井さんの演技によって再現された、ということの様です。
そういった奇抜なキャラクターを際立たせるために、「あえて」の滑舌の悪さという可能性もあります。
ただ、観る側からすれば「滑舌が悪い=台詞が分からない」という事で、十分物語に没頭する妨げになり得ますし、「=演技が下手だ」という評価につながるのは致し方ないでしょう。
また、俳優業以外の場面でも、ファンからは「滑舌が甘いキャラ」と認識されている声も見られました。
(その場合は低評価というよりも、むしろ「かわいい」という愛されポイントの一つの様ですが)
役にフィットしなかった?
こちらも、主に映画『賭ケグルイ』の視鬼神真玄役に対してです。
ジャニーズは好きだけど、ハマり役じゃないのに出てくるのは権力の横暴。浜辺美波を見たいがために2時間耐えたが脚本がおかしいのかただただ気持ち悪かった。暴力を混ぜたらただの脅し。ベクトルの違う映画の演出が間違って混ざり込んだようで胸糞悪い映画でした。これが映画館でやってたなんて、アマプラで見れて後悔の一つしなくて済んだとプラスに捉えましょ。
引用元:Amazonレビュー
もはや5流サイコパスのテンプレと化した目玉をひん剥いてアヒャアヒャ笑い、フラフラ、クネクネする例のアレ
引用元:Amazonレビュー
これもそれなりに芝居ができる人ならなんとか出来ていたのがこのシリーズなんですが無理でしたね
そりゃそうだ、常にフガフガ、モゴモゴと滑舌も発声も悪くてセリフが聞き取れないし
表情も2パターンくらいしかなく笑っているのか狼狽しているのかさえわからないありさま
この役については、なかなかな酷評が目立ちます。
一つは「この役のキャラクター自体の気持ち悪さ」からくる嫌悪感もあるかもしれませんし
そういったエキセントリックなキャラクターというのは、観客を黙らせるほどの圧倒的な演技力が必要であり、藤井さんはそこまでの技量がまだなかったということかもしれません。
それでいえば、そもそもこの役のキャラクター設定や、キャスティングの問題でもあると言えるでしょう。
エセ関西弁疑惑が上がった
藤井さんが連ドラ初出演作となった、2013年フジテレビ『ミス・パイロット』では関西弁の役を演じていたのですが、その演技に「エセ関西弁だ!」という声が多数集まっていたそうです。
その「エセ」に聞こえる台詞の不自然さ、という部分で未熟さを感じる人も多いようでした。
ですが、藤井さん自身は正真正銘大阪出身の関西人。
関西弁と一口に言っても地域によって微妙に異なりますし、またドラマでは視聴者に分かりやすように関西弁の台詞は少々オーバーに作られている、という背景もあるようです。
ジャニーズ自体を好まない人も
中には「ジャニーズの人」というだけで、ドラマや映画に出てほしくない、と毛嫌いする人も一定数いるようです。
ジャニーズ大嫌いなんですがあの金髪の人はジャニーズかなんかなのでしょうか。知りませんがなんかジャニー臭がしてやな予感…。
引用元:ちゃんねるレビュー|レンタル救世主
あとは面白かった。
藤井流星の演技が上手!という声も
一方、藤井さんの演技が上手い!という声も多数見られました。
前提として、そういったポジティブな意見の多くは元々のファンが発したものが多い、というのももちろんあります。
ですが、初めは誰か知らなかったけど、作品を観る内に好きになったという声も。
演技が上手いと言われている理由も見ていきましょう。
アクションがすごい!
2016年日本テレビ『レンタル救世主』で演じた「葵伝二郎(あおい・でんじろう)」は、特技がメキシカンプロレスで腕っぷしが強く、目立つことが大好きな「スポットライト症候群」と自称する役でした。
そこでの活躍シーンのアクションがすごい!と話題に。
藤井さんのキャラクターと役が合っていた
これも前述の『レンタル救世主』での評価ですが、目立たがりでカッコつけ、なのにどこか格好がつかない愛嬌のある役がハマっていたようです。
目立ちたがりの大口叩きにも関わらず、心から愛せてしまうその役柄は藤井さんしか表現できない役柄だと思っております。
引用元:モデルプレス|福井雄太プロデューサー コメント
一昨年の「アゲイン!!」で、こんなジャニーズもいるんだって思った藤井流星は安心して観ていられる。何か金髪がデフォルトになっちゃったけど、マンガみたいなキャラクターを熟せて、間違いなくイケメンなんだけど、どこか残念感がある存在感は独自のもの。
引用元:ちゃんねるレビュー|レンタル救世主
悪役演技に高評価の人も
2022年TBS『DCU〜手錠を持ったダイバー〜』でも犯人役として出演していましたが、『賭ケグルイ』の時のような悪評はあまりみられず、多くの人に受け入れられているようでした。
また、先の「演技が下手と言われる理由」の中で酷評された役として上がっていた映画『賭ケグルイ』の視鬼神真玄役でも、高い評価の人もいました。
ここまで「気持ち悪い」と嫌悪させるのは、その役になりきっていた証でもあるかもしれません。
目の演技がすごい
藤井さんの演技を評価する人の声で「目の演技が素晴らしい」というものが結構見られます。
上でご紹介した、映画『賭ケグルイ』の視鬼神真玄役でもそうでした。
また、2023年秋に放送されたテレビドラマ『18歳、新妻、不倫します。』では、お嬢様を一途に愛するクールなボディガード役を演じましたが、その時の演技は高い評価の声が多く、その中で「目」の演技に注目する人がみられました。
『18歳、新妻、不倫します。』のあらすじやキャストについてはこちら
藤井さんが主演を務めたさいごに
ジャニーズWEST藤井流星さんの演技は下手か、上手かについてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。
前半でも触れたように、演技への評価というのは人それぞれ。
ただその人が、「役にフィットする、フィットしない」というのはあるかもしれません。
今回見てきた中で、2016年の役の方が2021年の評価より高いというのは、単に「経験を積めばそれだけ演技達者になる訳ではない」ということだなと感じます。
とはいえ、役者としてはどんな役でも演じられてこそ、というところもあるかもしれません。
ぜひ、今後のご活躍に注目したいですね。