2024年夏ドラマとして放送される『海のはじまり』
社会現象とも呼ばれた『silent』の制作チームによる、完全オリジナルドラマです。
その『silent』でも主演を務めたSnow Manの目黒蓮さんが再び主演、しかも初の「父親役」ということで、放送前から注目を集める話題作!
ここでは7月1日(月)放送の第1話の、ネタバレ含むあらすじや感想をご紹介します。
『海のはじまり』第1話|ネタバレあらすじ
7月1日スタート月9ドラマ#海のはじまり
— 『海のはじまり』月9ドラマ【公式】 (@umi_no_hajimari) June 19, 2024
ついに、”本編映像”を初公開❗️
本日発表となった主題歌 #backnumber 『新しい恋人達に』に載せてお届けします
『海のはじまり』の世界に触れてみてください#目黒蓮 #有村架純#泉谷星奈 #木戸大聖#古川琴音 #池松壮亮#大竹しのぶ pic.twitter.com/9qzHuAwBEW
主人公は、東京の印刷会社に勤務する月岡夏(目黒蓮)28歳。
夏には、百瀬弥生(有村架純)という2歳年上の恋人がおり、平凡で幸せな日々を送っていた。
しかしある日、夏の元に大学時代の友人から連絡があり、当時の元恋人・南雲水季(古川琴音)が亡くなったという事を知る。
水季の葬儀に参加した夏は、そこで海(泉谷星奈)という6歳の娘に会い驚き戸惑う。
そして当時を思い出していた。
優柔不断で人に合わせてしまう夏と、天真爛漫でマイペースな水季。
大学入学後ほどなくして出会い、違うタイプだからこそ惹かれ合う2人は付き合うように。
しかし就活の時期にかかる頃、水季は夏に妊娠したからと、中絶するための同意書にサインを求める。
更にその後、夏には何も言わずに大学も辞め、電話で別れ話をしてそれきりになってしまった。
葬儀も終え、帰宅しようとしていた夏は、水季の母・朱音(大竹しのぶ)に呼び止められ、海は夏との間の子供であることを告げられる。
衝撃のあまり、夏は放心状態に…。
後日、夏のアパートに、突然海が1人で訪ねてきた。
そして、「夏くんは海のパパでしょ?」「夏君の”パパ”いつはじまるの?」と純粋な目で問うのだった。
初回からなかなかヘビーな展開です…
『海のはじまり』のキャスト相関図についてはこちら
『海のはじまり』第1話|感想
第1話のハイライトや、感想をまとめます。
弥生さん理想の彼女すぎる
第1話から全体的に重めの展開となった今作ですが、序盤の、夏と弥生の仲の良い様子が唯一のほのぼのシーンでした。
そしてかわいい。かわいいのよ有村架純。
しかもしっかり者の姉さん女房、全男性の理想すぎない?
そんな彼女を悲しませちゃダメ…という気持ちに、早速させられます。
元カノの写真
このワードで、放送中から話題になっていました(笑)
と、いうのも、夏が水季の葬儀で、昔に思いをはせながらスマホで見ていたのはなんと、付き合っていた当時の水季の写真や動画。
2人は7年前に別れている上、夏には現在は別の恋人もいます。
7年前の写真残しているの?無制限のクラウド利用かな?
ネットではそんな夏にドン引きしている人も多い様でしたが…
でもあんな別れ方したら、消化しきれずに、思い出を消すことができなかったのかもしれませんね。
そしてこの水季の動画がその後、重要な働きをするわけです。
水季の強さ
夏が流されやすい性格であるから余計に、水季の自分の意志がはっきりしているのが目立ちます。
しかし、夏に中絶の同意書へのサインを求めるシーンでは、揺れる感情が表情によく表れていました。
はじめはいつものように、あっけらかんと明るく振舞うものの、徐々にと目や鼻が朱に染まり、涙が溜まります。
リアルな演技、凄すぎない?
そして「他に選択肢はないの?よく考えてから決めてほしい」と言う夏に
考えて決めた。夏くんは、生むことも堕ろすこともできないんだよ?
続いて、「私が決めていいでしょ?」って…
もう、ここまで言われたら男性側は従うしかないというか、
もっと言うと「全責任は私が負うから」と言われている様でもあり、むしろ安堵すらしてしまうのではないでしょうか。
…きっと、それを目的とした言い回しだよな、と思ってしまいます。
私だったら、「よく考えて」じゃなくて、一緒に考えろよ!と思ってしまいます
水季の真意
水季が夏に別れを切り出すシーンは、夏の戸惑いや優しさがにじみ出る絶妙な表情の演技にも注目ですが、
グッと来てしまったのは終盤の
夏くんより好きな人できちゃった。ずっと一緒にいたい人。
これって、ある意味ウソではなくて、お腹の中の子供のこと、ですよね…
でも大好きなその子と、大切な夏と、3人でやっていく未来は本当になかった?
妊娠を告げた時に、産むこと自体も選択肢としてあることを暗に告げた夏が、産みたいという水季の反対をすることは考えにくい。
まして流されやすい夏だから、自分が生むことを決めれば、それを支えてくれることも水季は分かっていたはず。
だから、そうしたくなかった理由があるのでしょう。
朱音の表情
夏に、海が夏の娘であることを告げる朱音。
このシーンの大竹しのぶさんの演技がすごかった。
目にね、光がないのです。
水季から一方的にすべての情報をシャットダウンされて、一切知らされていなかった事実を急に突きつけられ、そして恨めしそうに見られる夏の戸惑いもよーっく分かります。
むしろ被害者だと言ってもいいくらいでしょう。
ですが、それでも、そんな夏を非難するような目で見る朱音を擁護したくなります…
男の人は妊娠も出産もせず、父親になれちゃうんですもんね
というセリフを始め、こと子供をもうけることに対する男女間の覚悟の違いというのを再認識し、
朱音の夏への複雑な気持ちに共感してしまいました。
海ちゃんの演技
泉谷星奈さんが演じる海ちゃん。
もう、ほんとーうに絶妙!
可愛らしく、子供らしい無邪気さが前面に出つつ、
葬儀場でかけられた大人からの心無い言葉に戸惑う表情、祖母である朱音と夏が2人で話すからと言われたときの不安そうな顔。
それだけで切なくなってしまう…
そして最後には、夏の未練の功績である、昔の動画を見ながら
海に遊びに行ってはしゃぐ水季の
海ーーーだいすきーー!
のセリフに花が咲いたように笑う顔。
もう、大人は泣くしかありません…。
しかし最後「夏くんのパパはいつはじまるの?」というセリフに、ちょっと涙が引っ込みました。
水季、あそこまで妊娠出産を隠し通してしてたのに、夏が父親だという事、自分が死んだ後に子供が自分で夏に会いに行けるよう準備していたことが理解できません。
無邪気な様子の海ちゃんに、余計に胆が冷える思いをさせられる終わり方でした…。
まとめ
月9ドラマ『海のはじまり』第1話のネタバレあらすじ、感想についてご紹介しました。
この後の話の展開がどのようになっていくのか、気になります!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
『海のはじまり』主題歌の『新しい恋人たちに』の歌詞の意味についてはこちら