いよいよ物語の大詰め、総仕上げにかかった『新空港占拠』
最後の最後まで、大きなウソや真相が明らかにされないまま迎えた最終回です。
今回は2024年3月16日放送の第10話のあらすじ、ネタバレ内容をさくっと読める形でまとめます。
また、考察や視聴した感想なども合わせてご紹介していきますので、是非ご覧ください!
前回:前作の『大病院占拠』と、今作の『新空港占拠』はHuluでまとめて見られます。
一気におさらいすることで、様々なつながりが分かってもっと楽しめますよ。
『新空港占拠』第10話【最終回】|サクッと読めるネタバレあらすじ
こちらでは、ネタバレ内容を含む第10話のあらすじを、サクッと読める形で簡単にご紹介します!
あらすじ
・人質全員を連れて逃走する大河(ジェシー)らケダモノたちと、それを追う悠月(高橋メアリージュン)。
・武蔵(櫻井翔)は捕らえた瀬奈から情報を得て、本庄(瀧内公美)と共に、大河たちの目的地・横浜ベイサイドホテルへ向かう。
・大河たちは、そのホテルで開催される協議会の総会メンバー皆殺しのため、自分らを含めホテルごと爆弾で消し去る計画だった。
・大河らケダモノたちは、協議会の総会メンバー全員を人質にホテルを占拠。
・更に裕子(比嘉愛未)と紗季(宮本茉由)をダシに、武蔵と悠月もその場に呼び出す。
・和泉(ソニン)が丹波(平山浩行)に大河を止める方法を尋ね、断罪を公表するための配信を止めれば、人質を殺すまではしないだろうという情報を得る。
・大河は配信で、協議会メンバーはメタンの莫大な利権を山分けする為に集まっている事、山猫の真の正体は二葉であることを明かす。
・その二葉を悠月に殺させようとしたところ、志摩によって配信と全ての通信が遮断され、同時に警察の突入も開始。
・大河は悠月によって殺され、その悠月と紗季、他のケダモノたちも全員警察によって確保される。
・二葉は自殺をはかるも、武蔵に「すべてを受け入れる」と言われ踏みとどまる。
・占拠事件は落着し、メタン採掘計画は白紙に戻された。
・しかし青鬼・大和が刑務所から脱獄し、逃走ー。
最終回で明かされる新事実
大河が空港占拠に加担した理由
元々の協議会総会の会場は占拠が難しく、そのすぐ傍であるかながわ新空港で占拠事件を起こし、会場変更させるため。
大河が裕子を拉致した本当の狙い
総会の会場に入るため、セキュリティを突破できる人物として拉致。
用意された最悪の結末
総会メンバーを、ケダモノたちごと爆破で皆殺しする計画。
大河が暴こうとしている最後のウソ
総会は、Mプロジェクトの利権山分けのための会合であり、その利権のために多くの犠牲を出した巨悪の根源は山猫であること。
山猫の真の正体
武蔵三郎の姉・二葉
最後に訪れる衝撃の十数秒とは
青鬼・大和が刑務所から脱獄。何者かに電話で「助けていただいてありがとうございました」と話しているー。
最後の衝撃!
これ、絶対続編あるやつですよね?
『新空港占拠』第10話【最終回】|ネタバレ内容&考察・感想
もう少し詳しいネタバレ内容と、考察・感想をご紹介します。
宇和島と庭瀬が人質だった意味
人質と紗季を拉致して逃走したケダモノたちは、途中でトラックを乗り換えて更に逃走を続けます。
追ってきた警察の目をくらませるため、トラックには囮として宇和島と庭瀬が獣の面をつけて拘束された状態で残されていました。
協議会メンバーだった宇和島はまだしも、CA庭瀬は不倫していたということ以外に何かあるのではと思われていましたが、ここで出番終了。
囮の為だけに最後まで残された??
正直「え!?これだけ?」と拍子抜け
しかし警察に保護された後、すぐに「夫と子どもが心配しているので電話を貸してくれ」と意味深な事を言います。
その表情も疲弊して…という事もなく、気丈な様子。
これはまだ何かあるのか?
大河の真の目的・ケダモノの計画
大河の目的は、初めから「かながわ新空港促進協議会」の総会メンバーを、葬り去ることでした。
大河が空港占拠に加担した理由
①協議会総会の会場を変更させるため
②警察の目を空港占拠に向けさせるため
そもそも空港占拠に加わっていたのも、当初予定されていた総会の会場は規模や警備体制などの理由で占拠が難しく、その近くの空港で占拠事件を起こして会場変更をさせるため。
そしてその日の、周辺の総会開催可能な規模感の他会場を全て押さえたことで、今回の横浜ベイサイドホテルに誘導した訳です。
しかし、空港より占拠が難しい会場ってある…?(笑)
そして、占拠事件が起これば警察の目がそこに集中するだろうという目論みでした。
裕子を拉致した理由
総会が行われるホテルに潜入するため、そのセキュリティを突破できる権限を持った人物が必要でした。
それが、要人が集まる会合に派遣される救急医療チーム(SE-MAT)に選ばれていた裕子。
姉の百花の仇として、最終的に殺すつもりなのは間違いなかったのでしょうが、加えて「鍵」としての役割も担わせたかった訳です。
しかし、セキュリティうんぬんの為はまだしも、お姉さんの仇としてそこまで恨むには少々筋違いと言うか…
悪いのは完全に、オペの順番の決定権を持っていた外科部長だよね?
ケダモノたちの計画
空港を占拠した「獣」から派生した、大河をはじめとする過激派の「ケダモノ」たちは、協議会メンバー全員を人質に、神奈川ベイサイドホテルを占拠。
そして協議会の目的と、山猫がその利権の為に邪魔な者を排除してきた巨悪の根源であることを明らかにし、最終的にホテルに仕掛けた爆弾によって、自分たちもろとも全員を殺すことだった。
自爆テロだったんですね…
新しい命を宿した瀬奈が、寝返ったのも無理ありません。
山猫の真の正体
大河によって暴かれた山猫の正体はなんと三郎の姉の二葉。
初代山猫が亡くなった際、すべての利権は二葉に譲られていたことが明らかに。
その後、北見を隠れ蓑に、何かあれば北見が山猫であるという事にする手はずだったようです。
意外性を考えると、確かに二葉さんなんでしょうが、彼女が山猫を引き継いだ理由がまったく説明されず、「え、なんで?」という疑問が残ります。
せめて、実は血縁だったとか愛人だったとか、そういう理由付けが欲しかったかな…
そして彼女がMプロジェクトを進めていた理由は、単に莫大な利権を独占するためではなく、日本の行く末を考えての事だと言います。
新たなエネルギー源を見つけなければ、この国の未来はない、というのはその通りなんですが、そのために邪魔な人たちを「始末しろ」と指示していたのかと思うと、にわかには信じがたいですね…
青鬼の脱獄
そして、今回の占拠事件も全て落着したかと思われたところで、最後の最後に青鬼の脱獄!
ありがとうございました。助けていただいて。
と誰かに電話をかけるシーンで終わっています。
え、という事はまだ警察内部に内通者いるじゃないですか…
完全に続編を示唆する形で幕を閉じました。
ドラマか、あるいは映画の可能性もありますね。
今回のドラマで残った謎
・CA庭瀬が人質だった理由、最後の電話シーンの怪しさ
・二葉が二代目山猫に就任した理由
・綾部に電話で指示していたのは誰?
(北見も二葉もその時人質だったから電話はできなかったよね?)
・むしろ二葉は本当に山猫だった?更に隠れ蓑だった可能性ない?
この辺りは次回作で回収されるのでしょうか?
(スルーの可能性も大いにありますが…)
さいごに
『新空港占拠』第10話最終回のネタバレあらすじ、考察をご紹介しましたがいかがでしたでしょうか?
様々な事実が複雑に絡み合い、予想や考察で毎回盛り上がった作品でした。
まだ残された疑問などもありますが、その分、次回作にも期待してしまいますね。
長く感じた物語も、たった一日の出来事だったんですよね…武蔵刑事をはじめ皆さんお疲れ様でした。
そして、復習を兼ねてはじめからまとめて見返したい場合は…
『新空港占拠』はhuluで一気見することができます!
また、前作の『大病院占拠』も全話見ることができるので、復習にもおすすめですよ!