【いちばんすきな花】第10話|ネタバレあらすじ!感想&SNSの声まとめ

10月12日からスタートした、フジテレビ系の木曜よる10時枠『いちばんすきな花』

前回、とうとう美鳥と4人のこれまでの歴史がすべて明らかになりましたが、それぞれ全く違うタイミングで出会っていた分、「5人は違う」という結論でしたね。

この後の美鳥の動向、またこの4人の関係性の終着点など、まだ気になるところがいっぱいです…!

ここでは12月14日放送の第10話のあらすじや、実際に視聴してみての感想、またSNSでの声をまとめます。

【いちばんすきな花】第10話|ネタバレあらすじ

内容はネタバレを含みます。未視聴の方はご注意ください。

美鳥の伝言

美鳥が北海道に発ったその夜、春木家にいつものように4人は集まっていた。

ゆくえは椿たちそれぞれに美鳥からの伝言を預かったと切り出し、報告し始める。

一通り伝え終わり、それぞれリビングから出ていく夜々と紅葉の様子を確認したゆくえは「そこの公園、桜が咲くから春まで住んでみて欲しかった」と美鳥に言われたことを、椿にだけ話した。

夜々と紅葉が聞いたら「じゃあ、春まで」と言い出しかねないと、2人の前では言わなかったのだ。

夜々と紅葉と

ある日、美鳥のことなどを話しながら2人で居酒屋で飲んでいた、夜々と椿。

その時、近くの席で飲んでいた紅葉のバイト先の同僚に声をかけられ、夜々を紅葉の恋人と勘違いしてからかい始める。

紅葉は黙っていたが、夜々はこらえきれず応酬し、彼らに罵声を浴びせかけ、そんな夜々を店から連れ出す紅葉。

学校にて

久しぶりに教室まで行ってみた希子。だが、クラスメイトからの視線にいたたまれなくなり、入口で踵を返してしまう。

その様子を見て、穂積がついて来る。

みんな間違い探しの答えって人に言いたくなる。その間違いは誰でもよくて、それが途中で誰かに変わったりもするから、穂積は保健室来ないで、と突っぱねられてしまった。

その後、希子は塾でゆくえに話をし、「しんどい時は自分のことが一番でいい」と慰められ、温かいココアをすすめられる。

紅葉の悩み、価値観の違い

出版社で次の仕事の打ち合わせに訪れていた紅葉。

担当者に、前回の表紙のイラストが評判いいと褒められたが、浮かない様子の紅葉に、批判は気にするなと一蹴される。

その後、椿と待ち合わせたが、紅葉の様子がおかしいことに気づいた椿は「疲れたね、温かいものでも食べよう」と食事に誘った。

また、椿の家に集まっていた時、ゆくえに本の装丁について改めて褒められたのをきっかけに、ネット上では「ゴミ」と批判的な意見が上がっていたことを話す。

ゆくえは気にするなというが、その批判的な意見もその人の価値観なら、否定はできない。ゆくえには自分の気持ちはわからないと、紅葉は言い返してしまう。

それを聞いてゆくえは散歩に出てしまい、その間に椿と夜々に、価値観は人それぞれで、そのすべてを受け入れる必要はないと、下手なたとえを引き合いにだして慰められる紅葉。

その後帰ってきたゆくえも似たような例えで慰めだし、ついみんなで笑い合うのだった。

夜々と椿

ある時、ゆくえと紅葉が集まれない日があり、1人で椿の家を訪れた夜々。

夕飯を作ると、大量の買い物をしてやってきた。料理は嫌いだが、実は得意だと言う。

作った料理をおいしいと言って食べる椿に、夜々は自分に可能性はないのかと、意を決して、改めて椿に問いかけた。

それに対して「うん、ごめん」と、はっきりと断る椿。夜々は「そうですよね」と必死に取り繕うも、思わず泣き出してしまい、椿は黙ってティッシュを差し出す。

ゆくえと紅葉

その頃、妹のこのみの誕生日をお祝いしていたゆくえ。

このみの提案で紅葉も呼ぶことになったが、ちょうどこのみが買い物に出てる間にやってきた紅葉とゆくえは2人きりになる。

そこで紅葉はゆくえに、自分の気持ちは分かっているのだろうと前置きし、好きでもない自分との距離感を考えてくれるところが好きだと告げる。

紅葉自身、ゆくえのその態度に全く期待もしていない分、関係が変わったり進展したりする様子は一切なく、ただ告げるのみ。

ゆくえは改めて、紅葉は「紅葉」という枠でしかなく、彼氏にはならないと伝えた。

その帰り、紅葉のスマホに夜々から電話が。

そこでお互い振られたことを報告し合い、そんな時でも相手で寂しさを埋める気になれないから、やはり自分たちは友達だと再認識するのだった。

この家で4人で最後にやりたいこと

翌日、4人は椿の家に集まっていた。

少し前に、引っ越しが月末に決まったと報告した際、最後にこの家でやりたいことはあるかと募った椿。

その時はいつものように「おしゃべり」しか出てこなかったものの、ゆくえが思いついたと他の3人に提案したのは「みんなでちょっと住むこと」だった。

寝て起きるだけの「泊まる」ではなく、行って、帰ってくる「住む」をやりたいと。

3人もその提案に賛成し、「みんなでちょっと住む」ことになった。

【いちばんすきな花】第10話|ハイライト&感想

実際に視聴して印象的だったシーンと、その感想をまとめてご紹介します!

内容はネタバレを含みます。未視聴の方はご注意ください。

他の季節があるから、春は春

ゆくえが椿と話していたここのシーン、サラッと言っていましたが、好きなだな~と思いました。

春夏秋冬にまつわる名前を持つ4人。

他の季節があるから、その季節が成立するように、他の3人がいるから、彼らはそれぞれ自分らしくいられるんですね。

だからこの4人なんだ!と妙に腑に落ちました。

だからこそ、美鳥がいても5人にはならず、4人と1人。あるいは2人が4組、だった訳です。

間違い探し

このドラマでたびたび出てくるキーワードの一つですね。

まるで〇をつけられてしまった、図書館のウォーリーさながら、人は「間違い」だと思ったものを見つけると、人に言いたくなるもののようです

「これ、違うものだ!自分が見つけた!」

自分が好きじゃないと思ったイラストの感想を、ネットに上げる人のように。クラスメイトにまつわる、それっぽい噂を広める人のように。

ですがそれが「間違い」かどうかも、結局はその人の価値観によるものでしかなく、その人にとっては「間違い」だと思ったものも、他の誰かにとっては「正解」だったりする訳です。

希子は「数が多いほうが正解だ」と言っていましたが、世の中的には確かにまだまだ多数派が正解とされることが多いかもしれません。

ですがそれだと少数派が苦しくなる一方…。

それがいわゆる「生きづらさ」につながるのだなと感じました。

価値観の違い

紅葉は自分が担当した本の装丁に対し、ネット上で「ゴミ」と心無い評価をされ、落ち込んでいました。

周りから気にするなと言われますが、希子も言っていた様に「気にするなと言われて気にしなくなる程度なら、最初から気にしていない」んですよね。

それ、すごく分かります…。

紅葉はいいか悪いか、その評価もそれぞれの価値観でしかないから、一意見として受け入れなければと苦しんでいました。

気になってしまうのは仕方がないですが、誰かにとっては命と同じくらい大切な結婚指輪も、椿さんにとっては「ゴミ」でしかないように、価値観って本当に人それぞれなんですよね。

そう、言ってしまえば全て「人それぞれ」

このドラマが結局いちばん言いたいことって、そういうことなのではないかと思います。

そのイラストがいいと思うかどうかの感性も「人それぞれ」

得意な教科も、すきな花も、男女間で友情が成立するかどうかも「人それぞれ」

必ずしも全ての価値観を受け入れなくてもいい、ただ「人それぞれ」だと思えるだけで、多く人がもっと生きやすくなる気がします。

夜々と紅葉の関係いいよね

2人で飲んでいた居酒屋で、たまたま遭遇した紅葉の同僚にバカにされた時、夜々は見過せずに思い切り言い返していました。

あの時は2人の関係を恋人と決めつけられたこともそうですが、それ以上に「よく知りもしないヤツに、紅葉をバカにされた!」というのが頭にきたんでしょうね。

ちょっと「バーカ!」が多かった気はしますが…(笑)

またその後、それぞれの恋心に向き合って、玉砕した夜々と椿。

「次、死にたくなったら電話する」と前回約束していた通り、夜々は真っ先に紅葉に電話した訳ですが、お互いを寂しさを埋める相手にする訳でもなく、ただ話を聞いてほしいだけの、友達

ここの関係性、すごくいいですよね。。

ゆくえと赤田のように、将来互いの恋人や結婚相手の「価値観」によってお別れしたりすることなく、末永くいい友達でいてほしいなと願うばかりです。

【いちばんすきな花】第10話|SNSでの声

SNSではどのような声が上がっていたのか、まとめました。

夜々の「ばーか!ばーか!」

夜々が紅葉と2人で居酒屋にいた際、偶然同じ店に居合わせた紅葉のバイト先の同僚に「佐藤さんといて楽しいですか?」とバカにされ、夜々がキレて言い返すシーン。

スカッとした人が多いようでした。

間違いと違い

自分の絵を批判される紅葉、教室で悪意を向けられる希子、そこで彼らが悩まされる他人の意見も、結局はひとつの「価値観」と言っていいのか。

「間違い」と「多様性」について様々な意見が飛び交っていました。

https://twitter.com/36mkmy/status/1735292586641002618

潮姉妹の可愛さよ

ゆくえが妹・このみのお誕生日を祝ってあげるシーン。

不愛想なこのみが彼女なりに喜ぶ様子、それをよく分かってくれる姉の姿に、可愛い!との声多数。

癒しのシーンでした。

夜々の告白

夜々が椿に勇気を出して再度告白をしたシーン。夜々のつらさへの共感と、そこで椿が見せたやさしい対応にも注目が集まりました。

ゆくえの提案

最後にこの家で4人でやりたいこと。ここにきてゆくえが提案したのは「みんなでちょっと住む」でした。

さいごに

『いちばんすきな花』第10話のあらすじや感想、SNSでの声をご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?

今回は紅葉や夜々の恋心を清算して、それでも4人は4人のまま、というある意味彼らの関係が整理された回だったように思います。

次回はいよいよ最終回、ここにきて最後に「4人で一緒にちょっと住む」ことになりましたが、果たして美鳥は帰ってくるのか。

またなかなか予想ができない、この話の着地点はどういったところになるのでしょうか。見逃せません!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次