【いちばんすきな花】第4話|ネタバレあらすじ!感想&SNSの声まとめー自分のつらさに向き合う夜々

10月12日からスタートした、フジテレビ系の木曜よる10時枠『いちばんすきな花』

主人公たちに共感し、ゆったりとした空気感の中にひとさじ紛れ込むコメディー感にクスリとしてしまう。そんな物語に、だんだんクセになっていく人も多いようですね…!

ここでは11月2日放送の第4話のあらすじや、実際に視聴してみての感想、またSNSでの声をまとめます。

【いちばんすきな花】第4話|ネタバレあらすじ

内容はネタバレを含みます。未視聴の方はご注意ください。

夜々と母・沙夜子

夜々(今田美桜)のアパートに母の沙夜子が突然やって来た。何か用事があったのか尋ねるが、沙夜子は「夜々に会いにくるって用事」とだけ答える。

さらに夜々が着ているTシャツを見た沙夜子は「もっとかわいいの着なよ!」と言い…。

椿と紅葉

椿(松下洸平)は出勤途中通りがかったゴミ置き場で、自分が純恋(臼田あさ美)に渡した花が瓶に生けてあるのに気がつく。

花に手を合わせて立ち去ろうとすると、近所の住人から、今日は燃えるゴミの日ではないと注意されてしまった椿。仕方なく、職場へ持って行くことに。

その日、イラストの装丁の打ち合わせのため出版社を訪れていた紅葉(神尾楓珠)。編集者との打ち合わせを終えてエレベーターに乗ろうとすると、そこには椿の姿が。

実は紅葉が訪れていたのは椿が勤める出版社だった。

過干渉な母・沙夜子

その頃、勤務中で休憩をしていた夜々のスマホに、母・沙夜子から「お夕飯なにがいい?」と連絡が入っていた。実際には予定はなかったが、“友達と約束している”と夜々が返すと、沙夜子からは、相手は誰だと更に返ってくる。

すると、困っている夜々に、ゆくえ(多部未華子)から「今夜ヒマだったりする…?」と連絡が。そのまま2人で食事に行き楽しむも、夜々のスマホには連絡が入り、そそくさと解散にする。

帰宅後も4人のグループでLINEをしていると、沙夜子は夜々のスマホを覗き込んで、自分が知らない名前に心配そうな様子。

男じゃないか、お付き合いする人はきちんとママに紹介しないといけんよ、と更に続ける…。

母・沙夜子と衝突する夜々

4人での集まりのため、買い物に行く椿と紅葉。そのお誘いがグループLINEに入り、夜々は嬉しそうな様子だったが、なんと職場まで沙夜子のお迎えが。

そのまま一緒に帰宅し、母の手作り料理を前にするも、そこで入ったグループLINEに気をとられる夜々。

食卓でスマホを触る行儀の悪さを注意するのに、“最近仲良くなった友達”を引き合いに出されて、夜々はこれまで感じていた不満の一端をぶつけ、そのまま家を出ていく。

夜々とゆくえ

その後春木家に合流した夜々だが、うるんだ目でなにか言いたげな様子に気づいたゆくえは椿に目配せし、椿は紅葉を誘ってサシ飲みに。

そうして残ったゆくえに、夜々はこれまで感じていた「女の子でいることが辛い」という気持ちを打ち明ける。

話を聞いたゆくえは、その帰り、自分の最寄りのバス停で一緒に夜々を降ろし、そのまま一晩泊めることに。

母・沙夜子に本音を打ち明けた夜々

翌日、自宅に帰宅した夜々。整えられた家に母・沙夜子はおらず、迷いながらも電話をする。そこで沙夜子に促され、初めてこれまでの思いを全て打ち明ける。

これまで辛かった思い、不満。沙夜子は遮らずに全て耳を傾け、受け入れてくれた。

その中で夜々は「私の好きなものを分かった気になっているところが、すごく嫌い」と話していたが、最後に家に飾られていた生花に気付いた夜々がお礼を伝えると、「今の季節に、流石に紫陽花はなかったからね…」と。

娘のいちばんすきな花は知っていた沙夜子。

電話のあと夜々は泣きながら、昨晩は箸もつけなかった母の料理を温め直すのだった。

夜々に会いに行く椿、紅葉に会いに行くゆくえ

夜々が勤務先の美容院の閉店作業をしようとしたところに、髪を切りに来た椿が。夜々は構わないと、そのままカットをすることに。

初対面の初来店の時とは、比べ物にならないくらい楽しげに、和気あいあいと会話する2人。

一方、バイト中の紅葉の元にはゆくえが来て、紅葉を休憩に誘う。そこで紅葉は、昔ゆくえにあげた絵を「上手、とかではなく、好き、と言ってくれて嬉しかった」と話す。

「良い悪いには理由がいるけど、好き嫌いには理由はなくていい」と、ゆくえは語る。

【いちばんすきな花】第4話|ハイライト&感想

実際に視聴して印象的だったシーンと、その感想をまとめてご紹介します!

内容はネタバレを含みます。未視聴の方はご注意ください。

言葉がかわいい椿さん

おにぎりを「おむすび」

探していたスマホがポケットに入っていることを伝えるのに「ポッケにいるよ」

かたつむりを「でんでんむし」

と言う椿さん。ゆくえと夜々の女性陣から「かわいいよね…」と話題にのぼっていましたが、これをナチュラルに口に出すアラフォー男性…かなり稀ですね。

実際に会ったら、不覚にもキュンとしちゃいそうです(笑)

男女の違いって?

このドラマのテーマは「男女間の友情は成立するのか」というところにありますが、今回は「女の子でいることがつらい」という夜々の回だったこともあってか、

「男女の平等」や「男女間の区別」といった内容が散りばめられていましたね。

夜々の職場でもそういった描写は多かったように思いますが、特に印象的だったのは、ゆくえの勤める塾でのシーン。

本来自由席のはずなのに男子席、女子席と自然に分かれてしまっている違和感に、親しい教え子が一言「しょーもな」

これ、本当にそう思います。

学生特有でもある「男子」「女子」という壁は、誰しも感じたことがあるかと思いますが、こんなにはっきりと“性別”が、常に意識されるのって何でなんでしょうね

この全体の空気感が、ゆくゆくは、夜々が長年感じていた「女の子として」の自分がつらいという思いにもつながるのではないでしょうか?

「お人形のようにかわいい、女の子の夜々ちゃん」というパッケージではなく、「夜々自身」としてきちんと向き合ってくれる人が一人でもいれば、このつらさは幾ばくか違ったのでしょう

夜々の母・沙夜子について

まず、沙夜子役の斉藤由貴さん、演技すごくなかったですか?

あの自覚のない毒親感、そして一見、いかにも娘を思う善良な母親っぽいところがリアルで絶妙でした…!

しかし初めはあの過干渉ぶり、無自覚に自分の理想を押し付けて所有化しようとする様にゾッとしましたが、そこから終盤、夜々からの電話のシーン。

夜々の話を冷静に全て聞き入れ、「夜々は(自分のようにはならないで)好きな人の好きなものを、ちゃんと分かってあげられる人になってね」と。

決して投げやりにはならず、きちんと受け止め、謝罪とこれまでの感謝を噛みしめるように伝える沙夜子の様は、「ああ、本当の愛情というものが、この人の根幹にきちんとあったのだ」と感じられましたし、

紫陽花が夜々のいちばん好きな花だと知っていたシーンでは、救いすらある様に思われました

しかし、愛情があってもその方向性を間違うと、我が子を苦しめる、という良い反面教師でしたね。自分も肝に銘じなければ…。

紅葉の変化

バイト先で飲み会に誘われ「盛り上がってきたら帰って良い」と言われても、断れない紅葉。

客寄せパンダって、こういう事か…!!

紅葉は「いつも友達が周りにたくさんいる」ということでしたが、それは今回の様に、搾取され続けていたからこそ、その状況だった、という事なのでしょう。それは紅葉も分かっているけど、断れない。

そういう性分なのか、断ればその上辺だけの友達すらいなくなるという恐れなのか…。

しかし今回の「パンダ」としてのお誘いは、椿からのお誘いをきっかけに初めてドタキャンした紅葉。

これ、前回に椿も言っていた「一人で大丈夫って思えるのは、一人じゃないって分かったとき」と同じ思いが、紅葉の中にも生まれていたからではないでしょうか?

「良い・悪い」と「好き・嫌い」

紅葉の絵を、「上手・下手」とか「才能がある・ない」とかではなく、「好き」と言ってくれた椿とゆくえ

以前、イラストの仕事を増やしてほしいと話した出版社の担当に「上手いと思う、けど、好きになってもらえる絵が描けるようになってね」と言われていましたが、

そこに来て、親しい人に「好き」だと言ってもらえるのは、たまらなく嬉しいですよね

ただ、その後紅葉が尋ねる「椿さんの事好きなの?」に肯定するゆくえが「紅葉も好きでしょ?夜々ちゃんも好きでしょ?」と返し、紅葉も肯定。

からの「ゆくえちゃんも好きでしょ?」に無言の紅葉

更に「今度はちゃんと食事に行こう」という紅葉からのお誘いに「うん、4人で行こう」というゆくえの返答

このやりとり、どっち…なんでしょうか…?

どこかに恋愛感情的なものが混じっている?それをはぐらかしてる…?ようにも聞こえますし、他意はないようにも聞こえます。

思わせぶりで、ちょっともやもやする終わり方でした…!

【いちばんすきな花】第4話|SNSでの声

SNSではどのような声が上がっていたのか、まとめます。

椿語録がかわいい

おむすび、ポッケ、でんでん虫…みんなやっぱり気になっている様でした。

一部屋に美の共演

夜々がゆくえの家に泊まりに来て、妹のこのみ(齋藤飛鳥)と顔を合わせるシーンは、私も思いました。

「みんな顔ちっっっさ!!この部屋で可愛いが大渋滞してる!!!」

お母さんとの和解

このシーンは多くの人の共感や涙を誘っていたようです。

セリフ作りのすごさ

今まで言葉に出して伝えるのは難しいけど、誰しもが感じたことのある感情などを、セリフに落とし込んでいる、脚本家さんの言語化能力に改めて驚く声も。

最後に流れる主題歌が…!

気づかれましたか?今回第4話で流れた、藤井風さんの主題歌「花」がいつもと違ったことを。

弾き語りのバラードバージョンだったのです!それに気付いて興奮する方も多かった様子。

さいごに

『いちばんすきな花』第4話のあらすじをご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?

夜々がこれまで感じてきたつらさはなかったことにはなりませんが、母・沙夜子に本音をぶつけられた事で、少し、それを乗り越えた節目となった回でしたね。

最後はゆくえと紅葉の気になるやり取りもありましたが…、次回の4人の展開にも引き続き注目ですね!

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